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越後のコロンボ 捜査記録

新潟県に住んでいる刑事コロンボファンが刑事コロンボの感想や日常の出来事など幅広く記していくブログ。

刑事コロンボ 第1話 「殺人処方箋」 感想

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 今回は、BS-TBSの刑事コロンボ「殺人処方箋」を見た感想を書きたいと思いましてねぇ・・・

 

この作品は、刑事コロンボシリーズ記念すべき第1話なんです

 

初回という事でこれからの刑事コロンボシリーズと違う所もあれば同じところもあるわけです・・・2回目以降に見る方や他の話を見てからこの作品を見る人は、そういうところを探しながら見比べていくと何度でも楽しめると思うんです・・・

 

 

感想※あくまで個人の感想です

完璧な計画とは裏腹に危うい犯行

今回の事件は、犯人が綿密な計画を立て、共犯者と打ち合わせをして犯行に臨むという言わば完璧な計画殺人なんですがねぇ・・・反面危うさが表現されているように感じました

 

一見うまくいくように見えた殺人事件が小さな綻びをきっかけに崩れていく

これが刑事コロンボシリーズの特徴の一つなのかもしれませんな

 

コロンボ警部初登場

初登場時のコロンボ警部は、髪型がしっかりまとまっていましてねぇ・・・なによりコートを小脇に抱えていて着てないんです

あたしの中では、建物の中だろうがどこだろうがコートを着ているというイメージがあったので少し意外でしてねぇ・・・もっともそれは初登場時だけだったんですが・・・それ以降は、すぐに帰る予定の訪問の時には着ていましたがね

 

初回にして形ができている

「殺人処方箋」では、第1話にして後の刑事コロンボシリーズの定番が多く盛り込まれています

例えば、かみさんの話や「あともう一つだけ・・・」というお馴染みのセリフやペンをなくしてしまう癖、「溶ける糸」で見せた犯人に対する怒涛の追い込みなんかが既に登場してるんです

それ以外にも小さな手がかりも見逃さない洞察力や犯人を追い詰めていく執念や犯人を逮捕に追い込む鮮やかな手法などもその例だといえます

 

これはあたし個人の意見なんですがねぇ・・・「殺人処方箋」のコロンボ警部が後のシリーズとは違うように感じられるのは、やっていることは同じなんだが少し控えめなのと、全て計算しての行動なのだと自分から明かしているから冷徹な印象を受けてしまうからだと思うんです

 

印象に残ったシーン※あくまで個人の意見です

間一髪の犯行

共犯者が指紋を残さないように使ったハンカチを置き忘れて取りに戻る所や完璧なアリバイを作って自宅に戻ると殺したと思っていた被害者が実はまだ生きていた、という所がそれにあたると思うんです

それともう一つ・・・被害者が意識が回復しそうになった場面での犯人の焦り・・・これがよく表現されていると感じましたね・・・被害者が残した最後に残した言葉は、知らない人が聞けば、自然なとらえ方をできますがねぇ・・・事件を起こした犯人からすればヒヤリとするまさに間一髪の言葉でしょうなぁ

 

病院でのシーン

病院にコロンボ警部がいるシーンなんですがねぇ・・・吸ってはいないんですが、葉巻を咥えているんです・・・そこでなんの注意も受けなかった所が印象に残っていましてねぇ・・・時代を感じましたね

また、ペンをなくし犯人から借りるんですがねぇ・・・別のシーンでは、そのペンを返しに来たついでに事件の話を切り出すといった鮮やかな捜査手法が垣間見えまして・・・こういう手法も後のシリーズでは、定番になっていると気付いて印象に残ってるんです

 

犯人の目星をつけるのが早い

この話は、コロンボ警部が犯人を疑い始めるところが描写されてましてねぇ・・・

なんとこの作品では、初対面の時点でもう疑い始めてるんです・・・その理由も帰宅時の態度という細かいところにまで気が付くコロンボ警部ならではの視点なんです

ひょっとするとコロンボ警部は、後のシリーズで疑い始めが描写されていない作品でも語られていないだけで初対面の時点で目星をつけているのかもしれませんな

 

全てお見通し(?)

この作品のコロンボ警部は、犯行の全容を全て知った上で犯人に揺さぶりをかけたり、共犯者を問い詰めたりしているように見えるんです

コロンボ警部が共犯者を激しく問い詰めるシーンは、有名でこの作品の見どころの一つです

 

記憶力

事件の話をする前置きで最近記憶力が落ちてきたといい、話の最後には犯人が以前に言ったアリバイを覚えていて、犯人に「記憶力いいじゃないですか。」と言われるシーン。前後の繋がりがなかなか面白くて印象に残ってるんです

 

コロンボ警部の上司

犯人から圧力をかけられたコロンボ警部ですが、上司から核心に触れたならとことん捜査しろと許可をもらい捜査を進めていくんです

ここで話の上にのみ出てくる上司は、圧力にも屈しず部下に捜査続行を支持する有能な警察官で、コロンボ警部も切れ者だと評してます

ですが、コロンボ警部は捜査のためにたまに嘘をつくことがあるので、ひょっとするとこの話も嘘なのかもしれませんなぁ(笑)

 

精神分析

犯人が精神医ということでコロンボ警部の精神分析をするシーンがありましてねぇ・・・詳しい内容は、省略しますが犯人がコロンボ警部に敬意を持つ場面でして・・・印象に残ってるんです

他の作品でも犯人がコロンボ警部の評価を語るシーンがあるんですがねぇ・・・やり手や切れ者といった評価がほとんどなんです

 

捜査シーンが少ない

最終回の「虚飾のオープニング・ナイト」では、地道な捜査をしているシーンが丁寧に描かれていました・・・それに比べると今回の「殺人処方箋」は、捜査シーンというよりは犯人との対決シーンに重きが置かれている印象を受けました

 

この「殺人処方箋」は、刑事コロンボの第1話という記念すべき作品であると同時に非常によくできた話になっていましてねぇ・・・

 

初めて見ても楽しめますしね・・・なにより今までのコロンボシリーズを知ってるとより深く楽しめる味わい深い作品になっていると思いますね

 

※写真は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「殺人処方箋」のワンシーンをカメラで撮影したものです