越後のコロンボ 捜査記録

新潟県に住んでいる刑事コロンボファンが刑事コロンボの感想や日常の出来事など幅広く記していくブログ。

刑事コロンボ 第2話 「死者の身代金」 感想

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今回は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「死者の身代金」を見た感想を書きたいと思いましてねぇ・・・

 

この作品から後のシリーズにも受け継がれているコロンボ警部の好物や弱点といった個性が次々と出てくる訳です

 

感想※あくまで個人の感想です

犯行シーン

この話は、いきなり犯人の犯行シーンから始まるもんだから、犯人と被害者を取り巻く人間関係などがコロンボ警部の捜査と共に明らかになっていくんです

また、偽装工作のシーンで被害者が帰宅時に置いた鞄を取りに戻る所は、第一作目の「殺人処方箋」の受話器に置き忘れたハンカチを取りに戻るシーンに似ていると感じました

 

ペンをなくす癖

今回は、コロンボ警部のペンをなくす癖が強調されているように感じましてねぇ・・・落としたペンを探しながらの登場でしたし、犯人に店員に様々な人からペンを借りてるんです・・・ちなみに最初になくして探していたペンは、「女房」から巻き上げたペンなんだとか・・・そうそうこの作品では「女房」呼びなんでしてねぇ

 

高いところが苦手

この話で描写されたコロンボ警部の弱点でしてねぇ・・・誘拐事件で身代金受け渡しの瞬間を押さえるためにヘリコプターで追跡するシーンでは、離陸した途端に手すりに掴まったり、飛行中に鳴った謎の音を警戒したり、下を見ないようにしてるんです・・・また、犯人にフライトに誘われて焦ってます・・・にもかかわらず操縦桿を握らされたりと災難ですな(笑)

 

好物 チリ・コン・カーン

この作品では、コロンボ警部の好物として有名なチリ・コン・カーンと行きつけの店が登場します・・・メニューを要求する警部にチリしか頼まないのにメニューを見るのか?という店員の掛け合いが常連だということを表してるように感じました・・・また、食事の前にはビリヤードで見事な腕前を披露してるんです

 

被害者の娘

父親の再婚相手である犯人に対してあまりいい印象を持っていないので、コロンボ警部の話を聞いて犯人を逮捕させるための証拠をでっちあげてしまい、コロンボ警部に叱られるシーンは、コロンボ警部の大人な一面が垣間見えて印象的です

逮捕の決め手になる大芝居に協力するなど、この作品の鍵となる人物です

犯行を再現して犯人を追い詰めるシーンは、迫力があります

 

印象に残っているシーン※あくまで個人の意見です

FBIに対して一歩も引かない

被害者の遺体が発見され、誘拐事件から殺人事件に切り替わった段階でコロンボ警部は犯人への疑惑を強めていくわけです・・・

FBIから「これはFBIの事件だ、田舎警察の君が口出しすることではない」と言われた際にも「この事件はあたしの畑だ、後には引けませんなぁ」と返すコロンボ警部がかっこ良くて印象に残ってるんです

 

コロンボ警部はスッポン!?

女房にスッポンみたいだと言われたコロンボ警部

コロンボ警部自身は、食いついたら離さないという意味での発言でしたが、犯人にそういえば顔が似ていると言われてしまいます・・・別のシーンでもいとこのラルフと自分を例えて月とスッポンだと表してましてねぇ・・・意味は違えどスッポンというキーワードが数回出てきて印象に残ってるんです

 

犯人の弱さ

コロンボ警部との会話で犯行の瞬間を思い出してしまったり、被害者の娘に犯行が露見し焦ったりと刑事コロンボの犯人では、珍しく人間的な弱さが表現されていると思いました・・・わかりやすい例を一つあげるとすれば、バックが気になっているというコロンボ警部に対してどっちの?と聞いてしまう迂闊さでしょうか

 

今回の名セリフ

「一つ一つはそれこそ絵空事だけど、それを全部組み合わせて全体としてみればヒントが出るんです」

初期作品は、印象に残るセリフが多いですなぁ・・・

「当人が気づいていない話から糸口を掴むのがあたしの商売でして」

このセリフは「構想の死角」で実践していたので特に印象に残ってます

 

証拠をでっちあげた被害者の娘を叱る

コロンボ警部の発言から再婚相手が犯人だと確信した被害者の娘は、警察が探していた車のキーを複製することで証拠をでっちあげ犯人を逮捕させようとするんです・・・しかし、全てを知っていたコロンボ警部に叱られてしまうんです

このシーンでは、いつも温厚なコロンボ警部が人を叱るというだけでも印象的なんですがねぇ・・・そのあと犯人から「あの子の思い違いを正してくれてありがとう」と言われたのに対して「でたらめな証拠であなたを起訴したら笑われますからね」と返すのがまた印象的なんです

 

鮮やかな詰め

刑事コロンボシリーズの最大の見せ場は、犯人逮捕までの鮮やかな詰めでしょうなぁ

物証である身代金を持ち出させるという目的の元、様々な工程が組まれてましてねぇ

事件のトリックを実証して見せた後に事件の担当変えになったと告げ、追い詰めつつも犯人に手出しできないことをアピールするんです・・・そんでもって被害者の娘に犯人を恐喝する芝居をしてもらい、証拠の身代金を持ち出させる

最後にコロンボ警部が言った台詞「あんた、自分の欲の深さに裏切られたんだ」

という言葉がすべてを表してますね

 

ラストシーン

カフェで犯人と自分の注文した飲み物の会計を頼まれるコロンボ警部なんですがねぇ・・・持ち合わせがなかったためサインで済ませるんです・・・目の前に大金があるのに証拠品なので使えないというなんとも面白いシーンになってます

サインするときにペンが見つからず、店員から差し出されたペンを借りるというところも芸が細かいと感じました

 

今回の作品は、コロンボ警部の弱点高いところが苦手とペンをなくす癖があるといったコミカルなシーンが強調されているように感じたんですがねぇ・・・それとは別にシリアスな場面も描かれていてバランスのとれた構成になっているように感じました

 

初期作品は、そういった構成の話が多いように思えますな

 

※写真は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「死者の身代金」のワンシーンをカメラで撮影したものです

 

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この作品が放送される前に昼食にカップヌードルのチリトマト味を作っていたんですがねぇ・・・食べ始めながら見ていたらこの話にもチリ・コン・カーンを食べるシーンがありまして・・・偶然の一致というやつですかねぇ(笑)