読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

越後のコロンボ 捜査記録

新潟に住んでいるコロンボファンが刑事コロンボの感想や日常の出来事など幅広く記していくブログ。

刑事コロンボ 「黒のエチュード」 感想

BS-TBS 刑事コロンボ 感想 更新順

f:id:EchigoofColombo:20161029153748j:plain

今回はBS-TBSで放送された刑事コロンボ「黒のエチュード」を見た感想を書いていきたいと思いましてねぇ・・・

 

この作品題名通りオーケストラの指揮者の音楽家が犯人なんですがねぇ・・・

 

あたし「のだめカンタービレ」が好きで一時期よく見ていたもんだから序盤のシーンで犯人がたばこを吸っているのを見て、千秋真一君を思い出しましたよ(笑)

 

彼も指揮者ですし

 

感想※あくまで個人の感想です

音楽家の犯人

今回の犯人が音楽家であるため、そのことを意識したキャラクターであったような気がしました。例えば車の部品を楽器に見立てて表していたり、会話の中で有名な音楽家の逸話を話すといった行動がありました

音楽家が犯人の作品といえば、新・刑事コロンボの「奪われた旋律」もその一つですな

 

犯行の手際の良さ

この話は、犯行の手際の良さを特に感じました。犯行シーンでなんのためにその行動をしているのか、という所が特にわかりやすく表現されていたからでしょうな

 

コロンボ警部の登場シーン

コロンボ警部の登場シーンといえば、事件現場に現れるという場面が多い気がしますなぁ・・・今回の登場シーンは、コロンボ警部が動物病院にいる場面です

犬の治療のために来ているのですが、注射が苦手なのか深刻そうな顔をして見ないようにしています

最初はコロンボ警部の深刻そうな顔と注射をもった医師しか映っていないので、コロンボ警部が嫌いな注射を打たれる前のようにも見えてしまいます(笑)

 

ドック登場

コロンボ警部の飼い犬、バセット・ハウンドの「ドッグ」が登場します。コロンボ警部の話では、池でおぼれかけていたのを助けたてあげたんだとか。名前を決めていなかったため、医師から「ファイド」という名前をすすめられますが、事件現場であった少女にださいとあっさり却下されちました・・・

 

はなっから自殺を否定

事件現場で事件の資料とスクラップを見比べて、資料の簡潔さに不満をこぼすコロンボ警部。何度も繰り返すため、話を聞いていた同僚(?)も呆れてしまっていますね。そのスクラップから、成功しているため自殺の動機がない→男関係と推測していきます

 

うちのかみさん先生の大ファンなんでしてねぇ・・・

この話では、定番のセリフ「うちのかみさんがねぇ・・・」が使われています。今まで初期作品を見ていて女房・家内呼びでしたがついに「うちのかみさん」になりました。また、かみさんのためにとサインを書いてもらっています

その他にも犯人の給料や家の固定資産税を聞いたりするなど、話が脱線してしまうという特徴が色濃く表現されているように感じました。この場面では、珍しく事件の話は全くしていませんでした。ちなみに、コロンボ警部の年棒は1万1千ドルだそうです。

 

印象に残ったシーン※あくまで個人の意見です

サングラスに落とした花が映る

この事件で犯人がしてしまった最大の失敗、それは自分がつけていた花を一度現場に落としてしまった事です。事件の知らせを聞いて駆け付けたように装って現場に訪れた犯人ですが、そこで自分のつけていた花を落としてしまっていたことに気づきます。そのシーンは、犯人のかけているサングラスに落ちている花がアップで映るんですが、「指輪の爪あと」で似たような演出があったのを思い出しました

 

犯人の車を調べる

犯人が事件のアリバイ作りのために修理に出していた車を取りに行くとコロンボ警部が車の中で待っています。コロンボ警部は犯人の車を褒めて褒めて、羨ましがっているだけのように見えますが、実は走行距離の変化といった事件の手掛かりを得ていたことが後に明かされます。それとこのシーンから事件についての話をするようになっていきます。一通り話が終わった後についでに修理工に愛車のプジョー403を見てもらいますが、買い替えを勧められてしまいます

 

ピアノを披露

犯人がコンサート会場に来るまで待っている間にコロンボ警部は会場においてあるピアノを勝手に弾いてしまっています。本人曰く小さい時から欲しかったが買えなかったようでピアノを見かけると無性に弾いてみたくなってしまうようで「チョップスティック」を少し間違いつつ弾いています。それにしてもコロンボ警部は芸達者ですなぁ

 

コロンボ警部の上司

今回も自殺として処理されるはずだった事件を捜査によって殺人の可能性を見出したコロンボ警部を信じて捜査方針を変更してくれたようです。旧シリーズでは、かみさんと同じく姿を見せませんが、何度か事件の捜査を進める手助けになっています。ひょっとしたら「殺人処方箋」で語られた「切れ者の上司」と同じ人物なんでしょうかね?

 

花の話

犯人が指揮をするときに襟につけている花は、奥さんが庭で育てていたものだという話を聞きます。最後の詰めのシーンでも大きな意味を持っています。

 

目撃証言

物語終盤で被害者の隣人の少女が犯人を目撃した可能性が出てきて一気に事件解決に向けて捜査が進んだように見えましたが、被害者の元彼氏が同じ日に家を訪れていたため目撃されてしまい逆に捜査の捜査を停滞させてしまうんです。犯人は意図せず他の人物に罪をきせるチャンスを得る事ができたわけです。このシーンとその後の場面で被害者の義理の母でオーケストラの理事とコロンボ警部の会話が印象に残ってましてねぇ・・・

コロンボ警部「あれほんとですか?誰でも容赦しないって」

理事「例外は認めません」

コロンボ警部「ベネディクト先生(犯人)でも追放ですか?」

理事「それこそ許せませんね」

 

ラストシーン

コロンボ警部に追い詰められて逃げ切れないと思った犯人は罪を認めますが、一方で妻に愛していると繰り返す事によって裁判で有利な証言をしてもらおうとしてます。コロンボ警部を名刑事と評し関係者に挨拶をした犯人が連行された後、奥さんを気遣い警官に送らせコンサートの映像を見直すコロンボ警部という終わり方です。このシーンで犯人の逮捕だけでは事件は終わらないのだというように感じました。それと同時に犯人がコロンボ警部を褒め称えるというお決まりのシーンもあって印象的です

 

「黒のエチュード」は、ドッグの登場・かみさん呼びといった刑事コロンボらしさを感じる一方、ラストシーンが少し変わっているような印象を受けました。題名に黒のとつくだけあって少し暗い雰囲気の様なものを感じました

 

また、事件の解決がコロンボ警部の捜査だけによってもたらされたものではなく、事件をきっかけに募っていった妻の夫への不信感が決め手になっているとも思いました

 

ずっと夫を信じてきた妻が、最後の最後で夫を信じることが出来ないほど決定的な証拠を得てしまうという悲しい話という印象を受けました

 

 

 ※写真は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「黒のエチュード」のワンシーンをカメラで撮影したものです