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越後のコロンボ 捜査記録

新潟に住んでいるコロンボファンが刑事コロンボの感想や日常の出来事など幅広く記していくブログ。

刑事コロンボ 「ホリスター将軍のコレクション」 感想

BS-TBS 刑事コロンボ 感想 更新順

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今回は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「ホリスター将軍のコレクション」を見た感想を書きたいと思いましてねぇ・・・

 

あたしこの話を見始めて気がついたことがありまして・・・

 

以前「さらば提督」の感想を書いた時に釣りをしに行った時に刑事コロンボでも釣りのシーンがあったことを思い出して見たくなった」という理由で見直したと書いたんですが、どうやら「ホリスター将軍のコレクション」の釣りをしているシーンと勘違いしていたようで・・・

 

あたし他の話とごちゃまぜで覚えちまうことがよくありまして・・・気を付けてはいるんですがねぇ・・・

 

感想※あくまで個人の感想です

犯行を目撃されてしまう

この話の特徴の一つが犯人が犯行を目撃されてしまうという所だと思います。更に言えば、目撃者がすぐに通報したことによって捜査が始まり犯人が目撃者の口封じができないという状況が生まれています。

このような一連の流れが刑事コロンボシリーズの中でも珍しい展開に繋がっていると感じました。目撃者もはっきりと犯行を目撃したわけではなく情報が不確かであった、というのも要因になっています。

 

コロンボ警部の登場シーン

容疑者が相手が大物だったため、殺人課のベテランとして派遣されてきたコロンボ警部。愛車のプジョー403で現れ、待機していた警官に一般人と間違われる場面までは、お馴染みの登場シーンでした

しかしその後、部下の警官に的確に指示を行う姿からは切れ者という印象を受けました。将軍から話を聞いているときにも手慣れていましたし、船の調査の許可を事後承認で取り付ける所なんかがそれにあたると思います

 

偽装工作のシーンがない

刑事コロンボは、だいたいにおいて序盤に犯人の犯行シーンと偽装工作のシーンがありましてねぇ・・・今回の話では序盤に犯行シーンしかなかったため疑問に思っていたんですが、最初の捜査が済んだ後に証拠隠滅をするシーンを見て、目撃者の通報が早かったため偽装工作をする時間がなかったのではないかと感じました

もしくは、犯人の性格から言えば証拠隠滅は落ち着いてからゆっくりやろうと初めから考えていたのかもしれませんな

 

口封じではなく・・・

犯行の目撃者がいれば、犯人は口封じをするという事は「構想の死角」という実例があります

今回の事件では、目撃者が警察に通報しているため口封じをしようもんなら真っ先に疑われてしまいます。そんな状況で犯人がとった行動は、目撃者の懐柔でした。目撃者の情報を素早く入手し会いに行きます。

食事に誘い交流を深めていく一方でヨットに誘い、同じ条件下で現場が見えない事を確認させ勘違いだと思わせていきます。目撃者もはっきりと見えていなかった事や傷心の女性だった事もあり懐柔されてしまいます。

この行動により本来味方であるはずの目撃者が敵に回ってしまい、犯人・目撃者VSコロンボ警部という構図が出来上がってしまいます

 

印象に残ったシーン※あくまで個人の意見です

動物好きのコロンボ警部

目撃者の家に話を聞きに行った先でラマが公園の動物園にいると聞いて興味津々

コロンボ警部の動物好きを表しているシーンのように感じました

 

同時刻の登場人物の行動

あたしは映像の演出に詳しくないのでうまく説明できないんですが、犯人がこういう事をしている時にコロンボ警部はこういう事をしていた。という様な描かれ方をされていたように感じました

例えば、コロンボ警部が行きつけの店でチリをつつきながら将軍の特集ニュースを見て、その性格と愛用の銃に目をつけている時に目撃者も家族と同じテレビを見ていて母親から勘違いなんじゃないかと責められていたり。その裏で犯人は証拠隠滅をはかっているといった感じでしょうか。

 

他の釣り場に移るか、餌を変えることだな。さもないといくら力んでもなにも釣れんぞ

朝早くから将軍の家の裏で釣りをして帰りを待っていた警部。あたしは、このシーンを「さらば提督」と勘違いしていたようですな。レジャーと仕事の2本立てと語り、釣り人の兄の話から将軍の銃の話や事件の話を聞いていきます

しかし、情報不足のせいかうまくかわされてしまい上記の台詞を言われてしまいます。この台詞、釣りのアドバイスをしているように聞こえて実は、捜査に対するアドバイスなんじゃないかと思っていたら案の定そうだったようでして・・・後のシーンで語られていますな

 

対照的なシーン

犯人が目撃者を懐柔していく場面にコロンボ警部が捜査を進めているシーンが繋がっていて、目撃者が懐柔されてもしかしたら勘違いかもしれないと思っていく一方で警部の捜査によって疑いが深まっていくというように二つの出来事が対照的に進んでいるように感じました

例を挙げると、将軍と目撃者が食事をしているシーンの後にコロンボ警部が目撃者の家族に合っている場面が繋がり、警部が新しい情報を運んでくるといった所です

 

被害者の遺体発見をきっかけに一気に捜査を進める

被害者の遺体発見という大きな手掛かりを得たことによって一気に捜査を進めていきます。動機や遺体見つかった場所やその日に将軍がボートを使用していた点などの疑問点を次々にぶつけ、あと一息の所まで追い詰めます

しかし、最大の決め手である目撃者の証言はこの時には懐柔され使えなくなってしまっています・・・

 

コロンボ警部はコロンブスの子孫?

将軍との会話をずっと船の上で行っていたせいか、戻ってきた時にはへとへとになっています。将軍には「コロンボといえばコロンブスの子孫じゃないのか?これしきで酔うとはだらしがないぞ」と言われてしまいます。警部はそれに対して「きっと劣性遺伝なんでしょ」と返しています。本当に子孫なんですかね?(笑)

 

行きつけの店

この話ではコロンボ警部の行きつけのチリが美味しいお店が登場するシーンが2回もあります。将軍の特集シーンを見ている場面と店主から戦争の記念品の話を聞く場面なんですが、どちらも手がかりを得る重要なシーンで印象に残っています

ちなみにどちらのシーンでもチリらしきものがテーブルに置いてあります。2回目のシーンでスタミナ料理として出しているのもチリ・コン・カーンのように見えます。

こんなに見せられるとまた食べたくなってきますな(笑)

 

服装を指摘される

ホリスター将軍は、計算高い人物で制服のデザインですら考えてあると説明したコロンボ警部ですが、「だらしのない服装をしているよずっと好感が持てる」と返されてしまいます。この作品中でコロンボ警部の服装が指摘された数少ないシーンで印象に残っています

 

ホリスター将軍のコレクション

この事件最大の証拠品であり、コロンボ警部が目撃証言の代わりに見つけた決め手です。このラストシーンには、序盤でコロンボ警部が将軍の家に訪れた際にコレクションを見て回るシーンが深く関わっていています

最初のシーンとの繋がりがあることによって全体の構成が綺麗にまとまっているのだと感じました。この題名もぴったりだと思いました

 

女性を慰める

犯人に懐柔されていたと気付いた目撃者の女性は、落ち込んで悲観的になってしまいます。捜査の過程で散々な扱いを受けたコロンボ警部ですが、姪の話をして女性を慰めます。そんな大きな姪御さんいるなんて嘘だという女性に対して

「あたしは、嘘をつくのが大嫌いな男でね」「嘘を扱うのが刑事の仕事でね」

と返し、エンドロールという流れが良いですなぁ

 

「ホリスター将軍のコレクション」は、犯人の性格・事件に目撃者がいる・切れ者のコロンボ警部・行きつけの店といった多くの特徴と最初から最後までが綺麗にまとまっている構成のため楽しんで見れる作品だと思います

 

あたしは全部見た後に思わずなるほどと思っちまいました(笑)

 

※写真は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「ホリスター将軍のコレクション」のワンシーンをカメラで撮影したものです