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越後のコロンボ 捜査記録

新潟に住んでいるコロンボファンが刑事コロンボの感想や日常の出来事など幅広く記していくブログ。

刑事コロンボ 「ロンドンの傘」 感想

BS-TBS 刑事コロンボ 感想 更新順

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今回は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「ロンドンの傘」を見た感想を書いていきたいと思いましてねぇ・・・

 

この作品は、コロンボ警部がロンドン警視庁に視察に行った先で事件が起こって解決していくというものでしてねぇ・・・いわば「出張編」ってやつですな※勝手に命名

 

「歌声の消えた海」や「闘牛士の栄光」も舞台がロサンゼルスではないという点では似てますなぁ・・・「闘牛士の栄光」は、状況や環境が特に似ている作品だと思います

 

感想※あくまで個人の感想です

ダーク刑事部

 ロンドン警視庁の刑事部長でコロンボ警部の視察の案内役として登場する人物。

初対面の時は、服装からコロンボ警部を見て怪訝そうな顔をしたり、細かい所を追及するコロンボ警部を少しうっとうしく思っている所も見受けられます。しかし行動を共にする内にコロンボ警部の能力を認めていきます

「相棒」というほど一緒にはいませんが、かといって「上司」というほど厳しくはない少し新しい立ち位置の人物ですな

この事件を解決したコロンボ警部を信頼していたのか、新・刑事コロンボ「だまされたコロンボ」でも名前だけ登場しており、コロンボ警部にロサンゼルスでの捜査を依頼しています。また階級が変わっており出世したようでして・・・

 

二人の犯人

今回は、犯人が舞台役者夫婦という事で二人いましてねぇ・・・

今までの犯人が一人だったということもありなかなかインパクトがありました

旧シリーズでは、初めてではないでしょうか?

 

コロンボ警部の幼少期の経験が事件解決に

事件を解決するにあたって犯人に対して仕掛けるだましうち。最後にその種明かしを自分の経験を織り交ぜながら説明して終わる。今回は、このタイプの作品でした

コロンボ警部という人物を断片的にでありますが知ることが出来る貴重なラストだと思います。「ロンドンの傘」以外では、「指輪の爪あと」もその部類に入ります

 

被害者に仕えていた老執事

被害者に長年勤めていた老執事。犯人達の偽装工作を受け、さらにコロンボ警部の捜査を見ているうちに犯人達の犯行を知り誰にも話さない事を条件に雇用を強制し、脅迫していきます

今回の犯人達が凄い所はただ口封じをするのではなく、被害者と近しいという関係を利用して罪をなすりつけ自殺のように見せかけています。事実この出来事によってコロンボ警部も帰国日にまでに手がかりを見つける事が出来なくなってしまい困っています

 

印象に残ったシーン※あくまで個人の意見です

到着早々トラブルに見舞われる

ロンドンの空港に到着早々スーツケースを紛失してしまうコロンボ警部。かみさんから借りた花柄のスーツケースを求めてそれらしいスーツケースを開けてひっくり返してしまいます。スーツケースが他の人の物だったため怒られた上に荷物の預かり証を無くしてしまっていたこともあり空港職員にスリと間違われてしまい連行されてしまいます

幸いロンドン警視庁の使いの刑事によってすぐに助けてもらっています。コロンボ警部の外見・行動による勘違いは、ロンドンでも健在ですな

ちなみにスーツケースは、帰国日にぎりぎり見つかったようです

 

ロンドンの衛兵交代式を撮影

ロンドン警視庁に向かう前に衛兵交代式に寄ってもらうコロンボ警部。交代式の様子をカメラに収めるために車から勢いよく降りて必死に撮影しています

こんなに素早く動くコロンボ警部は、なかなか珍しいもんでしてねぇ・・・「悪の温室」のアクションシーン以来ですな・・・

ボーイスカウトをしている派手な制服が好きな弟」のために撮影していたようですがコロンボ警部も楽しんでいるようにみえます。ひょっとすると元々こういうものが好きだったのかもしれませんなぁ・・・

それにしてもバッキンガム宮殿の衛兵交代式がロンドンの名物なんですなぁ・・・あたしその辺の知識が全くないもんでねぇ・・・なんかのパレードだと思っていました

勉強になります・・・台湾の衛兵交代式は、見た事があるんですがねぇ・・・

 

ロンドンの駐在警官

被害者がダーク刑事部長の親戚という事で被害者の屋敷まで同行するコロンボ警部

そこで駐在警官が出てきてダーク部長に事件の報告をするんですが、方言なのか訛りがひどくてコロンボ警部はまったく聞き取れていません。

こういう個性の強い脇役がいると物語をより一層楽しめますなぁ

 

業界用語「火消し」

被害者の葬式に参列した際に犯人(妻)に「火消し」ですと名乗るコロンボ警部

コロンボ警部曰く「仲間内の言葉で警官です」とのこと。これには、驚きましたねぇ

あたし「火消し」ってのは、消防士の事だと思ったんでねぇ・・・

そんで調べてみたら騒動などの鎮め役って意味もあるらしいんです。そういう意味で使われたのかもしれませんな。

 

観光を楽しみ食事をするつもりが・・・

ここでコロンボ警部がロンドンの様々な場所に行ったり、写真を撮ったりするシーンが音楽と共にしばらく流れます。このシーンでは、ダーク部長の写真も撮っちゃってますが部長も怒るどころか笑顔で楽しそうです。捜査だけではなくこういったシーンで仲を深めていったのかもしれませんなぁ

一通り観光を楽しんだ後にダーク部長行きつけの「クラブ」で食事をとることになります。とても美味しそうなたくさんの料理を楽しめると思ったコロンボ警部ですが、そこに検死解剖医が現れて検死写真を見せてきます

「食べながら仕事をしましょう」という解剖医ですが、コロンボ警部は血を見るのが大の苦手。なんとか見ないようにしながら部長に写真を渡していきますが、料理を食べようとするたびに写真を渡されてしまい、ついにはタイミングが悪く直接見てしまいます。せっかく美味しい料理にありつけると思ったのに食欲をなくして食器を置いてしまうコロンボ警部が可哀そうです。レバーソーセージが出てきたってのもまずかったんでしょうかね・・・

 

犯人二人に交互に話を聞いていくシーン

舞台が終わって観客でごった返す楽屋に訪れ話を聞きに行くシーン。そこで偶然事件解決の鍵になるパールのネックレスを見つけます。そのことについて追及しようとしますが、次々と現れる観客によって話が中断されるので夫と妻の楽屋に交互に話を聞きに行きます。それに対して二人は、用意した答えを完璧に答えていきます。

交互に場面が切り替わるのは面白いなぁと思って見ていたら最後にコロンボ警部が一言

 

「うちのかみさんとあたしが昨日の事を思い出そうとしてもてんでちぐはぐなんですよ。ところがお二人はちぐはぐどころか台詞までそっくり同じだから立派です」

 

前の台詞で演技を褒めていることからより一層皮肉のように聞こえてしまいます(笑)

それに対して「あれだけいい芝居してやったのになんて図々しい」と犯人(妻)コロンボ警部が言っているのは、そこではなく完璧に演技してしまったが故に不自然さが出てしまうというところなんですがねぇ・・・

 

土砂降りの中楽屋番に話を聞く

被害者の傘を間違えて持っていたため犯人に取られてしまった楽屋番のおじさん。土砂降りの中ずぶ濡れになりながら帰っている所にコロンボ警部が現れ話を聞かれます。

最初は、相手にしなかった楽屋番もコロンボ警部が刑事だとわかるとようやく話を聞かせてくれます。ここで傘を盗まれた場に犯人が居合わせたという手がかりを知ります。

このシーンでは、コロンボ警部も傘を持っていないためお互いびしょ濡れになっているのが印象的です。このような演出を用いる事によって傘がないという事実を強調しているように感じられました

 

犯人に一歩及ばず

楽屋番の話を聞いて傘がすり替わっていることに気づいたコロンボ警部は、その足で被害者の屋敷に傘を探しに向かいます。この時に犯人の車とコロンボ警部の乗ったタクシーが危うく衝突しそうになりながらすれ違うシーンが印象的です

蝋人形館に被害者の愛用の品が寄贈された事を知ったコロンボ警部でしたが、到着した頃には犯人が傘をすりかえた後であったためダーク部長に推理が外れたように思われてしまいます。ここで手がかりを得ることができなかったため対応が後手に回ってしまい事態の悪化を招きます

しかし、最後に一発逆転で事件を解決してしまうコロンボ警部

これが「ロンドンの傘」一番の見所だと思います

 

ビックベンに対して

ダーク刑事部長と話しながら街中を歩くコロンボ警部。フィッシュアンドチップスに夢中になって全く話を聞いていません。しばらく歩いて今度はビックベンを見つけて一言

「大したもんだ。古いのに一分しか遅れてない」

褒めているのかわかりませんが、ダーク部長が「お褒めにあずかって光栄だね」と言っていたので褒めていたんでしょう!・・・おそらく

 

「ロンドンの傘」では、日本語吹き替えだとコロンボ警部の声が嗄れていてたまに咳払いをするんですがねぇ・・・ラストシーンで真珠を飛ばす時も咳払いをしていましてね・・・その後の台詞は、声が治っているように聞こえるんです

 

コロンボ警部の声が嗄れているのも伏線の一部だったんでしょうかねぇ?

 

 

 ※写真は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「ロンドンの傘」のワンシーンをカメラで撮影したものです