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越後のコロンボ 捜査記録

新潟に住んでいるコロンボファンが刑事コロンボの感想や日常の出来事など幅広く記していくブログ。

刑事コロンボ 「断たれた音」 感想

BS-TBS 刑事コロンボ 感想 更新順

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今回は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「断たれた音」を見た感想を書いていきたいと思いましてねぇ・・・

 

この作品は、確かチェスの名人が犯人でしたなぁ・・・

そうそう、あたし一時期将棋やってましてねぇ・・・といってもわかるのは駒の動かし方くらいなもんですがね・・・そん時にチェスも少しやってみたんです・・・そっちは今となっては駒の動かし方すら忘れちまったんですがね(笑)

 

感想※あくまで個人の感想です

被害者

この事件の被害者は、犯人と対局することになっていた元・チェスチャンピオンなんですがねぇ・・・対戦相手に対して気さくに接したり、対局で負けてしまった犯人を励まそうとしたり、犯人の頼みを聞いてくれるといった行動からもわかる通りとても良い方なんです

事件の動機が被害者から犯人への怨恨や口封じ、と言ったものが多い刑事コロンボシリーズ中では、少し変わった動機かもしれせんなぁ・・・変わった動機でパッと出てくるのは「闘牛士の栄光」でしょうか

 

ベンソン先生再登場

今回のコロンボ警部の登場は、現場検証のシーンではなく、動物病院でしてねぇ・・・「黒のエチュード」で愛犬・ドックを診察してくれた獣医のベンソン先生が再登場してるんです・・・どうやらカミさんが留守になった途端に多くのトラブルに見舞われたようでドックの体調不良もその一つなんだとか・・・

診察の結果、耳にエノコログサが入っていたせいでかゆがっていたそうでしてねぇ・・・そんな事は滅多に起こらないそうで「よほど変な犬ですな」なんて言わちまいます(笑)

その後も犬が心配なコロンボ警部は、ドックが変な声を出しているとベンソン先生に訴えていますが、どうやらいびきだったようでして(笑)

ちなみにこの作品の犯人がチェスというボードゲームの名人であるせいか、ベンソン先生とコロンボ警部がバックギャモンをしてるんです

 

犯人の能力

刑事コロンボの犯人は、その職業で成功している人物がほとんどです

今回の犯人は、チェスのチャンピオンです・・・そのためとても暗記能力が高いんです

薬のリストを少し見ただけで書かれている事を暗記してメモに書きだしたりしています

その行為をやったと確かめるために犯人自身に記憶力の良さを露呈させてから、薬のリストを覚えたでしょうとほのめかす・・・この場面のコロンボ警部の手腕は、実に見事ですなぁ・・・チェスのチャンピオンならではの能力を犯行に使っているのはなかなか面白いもんだと思いましたね・・・あたしも将棋をやっていた頃に最初は、定跡というものを覚えるとこから始めるって教わりましてねぇ・・・あの手のボードゲームには、暗記能力がいるって肌で感じましたね

 

印象に残ったシーン※あくまで個人の感想です

犯人の悪夢

前チャンピオンの被害者が引退したおかげでチャンピオンになれた犯人は、復帰戦での敗北を恐れるあまりに精神的に追い詰められています・・・冒頭は、そんな犯人の悪夢から始まりますチェスの盤上で駒に囲まれて追いかけられる悪夢なんですがねぇ・・・場面の色合いが不気味で印象的なんです・・・また幻覚や幻聴が聞こえる場面からも犯人が相当追い詰められている事が表現されています

 

レストランでの対局

美味しいものに目がないという被害者は、お目付け役の目を盗んで近くのレストランに食事に行くんです・・・対戦相手が気になる犯人は後をつけていくんですが、そこで食事と対局をするわけです

この場面でまず印象的なのは、被害者が注文するエスカルゴのバターにんにく詰め・ワイン・フランスパンがとても美味しそうなんです・・・相変わらず刑事コロンボの食事シーンはどれも美味しそうです・・・エスカルゴのバターニンニク詰め・・・一度食べてみたいもんです・・・

それともう一つ印象的なのは、犯人と被害者の対局・・・テーブルの上に置いてあった調味料とエスカルゴの殻を使いチェスを始めていくんですがね・・・レストランで負けそうになった犯人は、ホテルに戻り続きをやりますが負けてしまうんです・・・それまで被害者と談笑していた犯人も対局が始まると一変・・・ただでさえ追い詰められていたのに敗北したせいでさらに不安になり、犯行を決意させてしまいます

この対局が動機のため、勝敗を偽って証言する犯人なんですがねぇ・・・被害者がつけていた対局記録ノートと先攻後攻が一致しない事からコロンボ警部に怪しまれていきます

 

荷造り

「被害者は対局前日に敗北を恐れて逃走しようとしたところ事故にあった」

犯人は、こんな偽装工作をしていました・・・誰もが状況からそう信じる中でコロンボ警部は被害者の荷物に目をつけるんです・・・入れ歯の人は、普通の歯ブラシは使わないという点から本人が用意したはずの荷物に別の人の歯ブラシが入っている事に気が付くわけです・・・つまり別の人物が被害者の荷造りをしたのだと・・・きっかけは40歳から入れ歯の世話になっているじいさんの体験談のようでして・・・

 

プジョーオープンカー

コロンボ警部の愛車のプジョー403・・・今回も犯人を乗せるシーンがあるんですがオープンカーにしてるんです・・・屋根がついている状態が多いせいかたまにオープンカーのシーンがあると印象的ですなぁ・・・今回は、その状態で犯人を乗せていますからね・・・コロンボ警部は、犯人をホテルまで送ると申し出るんですがねぇ・・・道を間違えたフリをして前日に被害者と会っていたレストランまで連れて行くんです・・・そこで店主から犯人が来たという証言を暗に取ろうとするんですが、店主が出て来て早々犯人が先制攻撃

「いい写真だったかい?こちらの部下の人が見せに来た僕の写真さ」

それに対して答える店主・・・犯人は自分が店に来たという証言が取れれば充分だろうと立ち去ろうとします・・・そういわれちゃいくらコロンボ警部でも続けて質問できませんよねぇ・・・犯人の頭の良さといつもと違うプジョーに新鮮さを感じた印象的なシーンです

 

愛犬ドック

被害者は、重傷を負ったものの一命は取り留めたわけです・・・そんな状況下で病院からの電話で治る・動いた、なんて聞いたらそりゃ被害者の病状の事だと思いますよねぇ・・・電話を切ったコロンボ警部の台詞は、こうです

「うちの犬が手術うけたんですがねぇ・・・ついててやれないんで先生が心配して・・・でも動き出したそうで」

そういえば、ドックも動物病院に行ってましたなぁ(笑)・・・犯人は、内心相当焦ったでしょう

それともう一つ・・・この作品では、ドックが大活躍していましてねぇ・・・コロンボ警部に犯行の全容を掴むきっかけをあたえているんです・・・ゴミ処理装置に入ろうとするドックを追いかけるコロンボ警部は、いつにもまして素早い動きです

 

本音を吐いてしまいますがねぇ・・・

「君の切り出し方は、型にはまっているな・・・君の車に乗せられた時もまさに今の言葉だった」

コロンボ警部のこの台詞に対する犯人のコメントです

このシーンは、以前の事を覚えている記憶力の良さを表すものだと思うんですがねぇ・・・コロンボ警部の話し方が型にはまっているってのは、的確だなぁって思いまして・・・あたしもコロンボ警部の口調を真似するようになってから思うようになったんですが、コロンボ警部の口調はある程度型が決まっていてそれさえ覚えてはめ込んでいけばだいたいそれらしくなるんです(笑)

あたしは、どうも犯人の記憶の良さという本来の描写よりもそっちのほうが気になっちまいましてねぇ

 

 追い詰められてチェスに負けてしまう

被害者を偲ぶ催しとして複数人との同時対局をしていた犯人・・・そこにコロンボ警部が現れてこれまで集めた証拠や不審点をぶつけていきます・・・わざと記憶力を疑うそぶりを見せて犯人に自分から記憶力を披露させてから薬のリストの話を出す所・・・追い詰められた犯人がついに参加者の一人に敗北してしまう所なんかが印象的です

 

今回の作品は、この犯人ならではの趣向が凝らしてある所に面白さを感じました

まず一つ目がチェスプレイヤーとしてのずば抜けた暗記能力・・・これが犯行に発揮されていました

そしてもう一つは、耳が聞こえないという事・・・被害者が機械の中に転落した際に安全装置が働き機械は、止まっていたわけです・・・なのになぜ犯人は電源を入れなおさずに立ち去ったのか・・・それは機械が止まった事に気が付かなかったからなんです

犯行前日に補聴器を壊してしまった犯人は、相手の口元を読むことで不自由はしなかったんです・・・でも周りの音が聞こえなかったことでそこを見落としてしまった

それを現場まで連れてきて全く同じ状況を作り出し証明する所がコロンボ警部のうまいところです・・・・

 

こういった犯人固有の特徴があると個性があって面白いもんだと感じましたね

 

※写真は、BS-TBSで放送された刑事コロンボ「断たれた音」のワンシーンをカメラで撮影したものです